浜子の歴史と景観を守る会

「守る会」設立の経緯

私たちのくらす君津市浜子にも誇るべき地域の宝物があります。建暦寺は、奈良時代・天平9年(1265年前)に行基菩薩によって開基され「音信山 釈迎院」と号しました。その後、鎌倉時代初期、時の執権、北条氏の執奏により朝廷(建歴年間 1211~1212年)より当時の年号を寺号とすることを勅許され「濱子山 建暦寺」として現在まで継承されている全国でも屈指の由緒ある寺院です。

仁王門の奥の阿弥陀堂をはじめ、木造観音面、千体仏、この地に稲作を伝えたといわれる貞元観音像など、千葉県や君津市指定の文化財をはじめ貴重な歴史的資源が保存され、現在に伝わっています。

また、建暦寺には、そのご主木として数百年のあいだ人々のくらしを見つめてきた「カヤ」の巨木があり、お寺の山を背景にイチョウの古木と共に地域のシンボルとしての景観を創り出しています。

君津市指定保存木(榧木)

建暦寺の銀杏

これらの歴史的資産や長い年月が育んだ自然の景観は、現代の私たちには創り出すことの出来ない貴重なものです。この「地域の宝もの」を地域全体で守り、ともに学びながら後世に伝え、歴史をつないでいくことが私たちの役割であるとの思いから、多くの皆さまのご賛同を頂き、この会を設立いたしました。

 

浜子の歴史と景観を守る会

浜子の歴史と景観を守る会

奈良時代に建立された建暦寺、阿弥陀堂、木造観音麺などの君津市指定文化財及び君津市指定保存樹木(榧木)と銀杏の大木が景観を形成している。 これらの歴史、宝物、景観を後世に伝えるため平成23年に発足し現在では個人会員38名法人会員2社(R6.4現在)となり地元浜子、常代の他木更津市、富津市からも参加している。当会の主な活動は榧木の活性化の他、竹林を整備し景観を取戻し里山・古道の復元により、竹林の散策や竹の子狩りができる里山を目指している。 具体的な事業活動として間伐した孟宗竹を利用し竹炭(消臭用、伝導炭、一般用)、竹酢液、竹チップ、竹細工(竹トンボ、熊手、ミニ門松)、銀杏の収穫などを行っている。 また、林野庁所管の「森林・山村多面的機能発揮事業」にも参加し【浜子里山保存会】として竹林整備、炭焼、竹細工、竹の子がり等に興味がある人体験してみたい人を受け入れています。地域学校教育支援活動等を行っています。活動の拠点:君津市浜子145番地 建暦寺の周辺 (代表)鈴木 悟

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