大道沢公園ホタルプロジェクト

大道沢公園をふたたび「ホタル舞う公園」に

大道沢公園ホタルプロジェクト』は、「ホタル舞う公園をつくろう」と地域の住民が集い、平成28年に結成した市民団体です。ホタルについての学習、ホタルの生息環境の学習、ホタルの生きられる公園の整備活動、ホタル幼虫の育成などを市の公園緑地課の支援と協力を得て活動しています。地域が「ホタル舞い、ウナギ、ドジョウ、フナなどが泳ぐ大道沢」だった頃から住む住民と市街化してから新たに住民となったメンバーとが協働し、「ホタル舞う公園を次の世代につなぐ」を合言葉に活動しています。

大道沢公園について

大道沢公園は、土地区画整理と都市計画により、君津市南子安、杢師、外箕輪地区にわたって、昭和61年から平成6年度造成された都市公園です。その特徴は、旧大道沢の流れを再現し、全長 1.2kmにわたる小川が流れる親水公園です。

放流する幼虫(ゲンジボタル)及び育成経過について

大道沢公園ホタルプロジェクトでは、大道沢公園にホタルを復活する目的で平成30 年以来、ゲンジボタルの幼虫を育成しています。元となる幼虫は、例年5~6月に君津市練木•三直地域でホタル保護活動を進めるNPO法人「GREEN CANVAS」の協力のもと、同団体活動エリアでゲンジボタルの成虫を採捕し(例年オス、メス合 わせ10数頭)、交尾、産卵、孵化さて、確保しています。また、5月に採捕した成虫を「外箕輪小学校ホタル育成ハウス」及び会員宅産卵容器内で交尾、産卵し、6月末に幼虫を孵化させています。この幼虫にカワニナ(大道沢に生息)を給餌し、現在まで育成したものです。

大道沢公園にホタルが飛んだ

活動を始めて5年目の2020年5月9日、大道沢でホタルの発光を確認しました。前年11月に外箕輪小学校4年生が放流した幼虫が育ち、羽化して飛んだのです。よくぞ、公園というホタルにとっては厳しい環境のなか、飛翔したことに感謝の念がこみあげてきます。大道沢で半世紀ぶりのホタルの飛翔。このホタルたちが、次の世代に命をつなげる生息環境が求められているのだと感じました。

大道沢公園ホタルプロジェクト

大道沢公園ホタルプロジェクト

大道沢公園に、ホタルが飛ぶことを目的に活動をしています。是非、一緒に活動をしたい方は、どうぞご連絡を戴きたいと思います。

関連記事